微粉砕から粗砕まで、粉体加工に関する多様なニーズに応える
喜多村
おすすめポイント
新素材や複合材料に対応する粉砕ノウハウ
多様な形状・性質に応じた複数の粉砕方式
測定・解砕まで社内完結できる一貫体制
基本情報
| 対応可能な工程 | 粉砕、分級 |
|---|---|
| 小ロット生産 | 〇 数100gから |
| 大量生産 | 〇 数t |
| 創業年 | 1952年 |
| 所在地 | ■本社 愛知県愛知郡東郷町大字春木字白土 1-242 ■工場所在地 ・古川工場 |
目次
喜多村の特徴①:長年の実績で培われた粉砕技術と豊富な設備
喜多村は1972年の創業以来、粉体加工に必要な技術と設備、ノウハウを蓄積し続けてきました。その長年にわたる経験と実績が、お客様の求める品質に応える技術力の基盤となっています。ここでは、喜多村の技術力や設備についてご紹介します。豊富な粉砕実績による確かな技術力
喜多村は、これまでに1万3,000種以上の粉砕試験を行ってきた実績があり、多岐にわたる材料の粉砕に対応してきました。材料の物性や原料形状、目標とする粒子径などを考慮し、過去の知見をもとに最適な粉砕設備を選定します。設備の組み立ては熟練の技術者が担当し、部品のクリアランスやプラント全体のバランスなど、品質に影響する細かな調整を自社で行います。試作においては、材料の割れ方を観察しながら目標粒子径に合わせ込む技術が発揮され、量産品では標準書に従った確実な作業と検査項目を監視することで、つねに同じ品質の製品を安定して作り出すことを目指しています。
多様な粉砕方式を組み合わせた加工提案
ひとつの粉砕機では目標とする粒度に達しない場合でも、喜多村では複数の粉砕機や分級機を組み合わせることで、より高度な加工を可能にしています。また、粉砕以外にも「分級」「解砕」「測定」など、粉砕以外のサービスを提供しており、これらを組み合わせることでワンストップでの対応も可能になります。材料の特性や最終製品の要件を詳細にヒアリングし、これまでの豊富な経験に基づいた最適な加工プロセスを提案することが、喜多村の大きな強みです。
喜多村の特徴②:独自の工程で実現する高い品質と安定供給
粉砕受託加工において、品質を維持し安定して製品を供給することは、お客様からの信頼を得るうえで不可欠な要素のひとつです。喜多村は、独自の工程と徹底した品質管理によって、安定した品質と供給を実現しています。ここでは、そんな喜多村の品質や安定供給を支える体制についてご紹介します。個室対応によるコンタミ防止とクリーンな作業環境
喜多村では、1つの材料につき1つの個室を用意する「1製品1部屋体制」を採用しています。これにより、原料の開封から加工、製品の梱包までのすべての作業を同一室内で行うことが可能です。また、外部からの異物や他の材料の混入など、コンタミネーション(コンタミ)を最大限防ぐための工夫が随所に凝らされています。たとえば、床面には防塵塗装を施し、電気や圧縮空気の配線を壁に沿わせることで、つねに清潔な状態を保ち、異物混入のリスクを低減しています。
ネジ1本まで分解する徹底的な洗浄体制
粉砕作業が完了すると、使用した設備はすべて部屋から撤去され、ネジ1本まで分解して徹底的に洗浄されます。材料ごとに洗浄手順が細かく定められており、洗い残しがないか厳重にチェックする体制も整えられています。また、空になった個室も洗浄の対象となっており、床だけでなく壁もすべて水洗いし、次の材料を受け入れる準備を整えます。少量の試作であっても一切手を抜かず、高品質な加工を追求している点も、多くの企業に選ばれ続けている理由といえるでしょう。
喜多村の特徴③:相談から出荷まで一貫して対応
喜多村の受託粉砕サービスは、単に材料を粉砕するだけでなく、顧客との打ち合わせから最終的な製品の出荷まで、一貫したプロセスに対応し、品質を確保しています。各工程で専門的な知見と技術を駆使し、お客様の要望に的確に応えることを大切にしています。打ち合わせから量産試作までの流れ
最初に、打ち合わせで粉体加工の対象となる原料の特性や、求められる粒径、粒子形状などの詳細を丁寧にヒアリングします。材料が少量しかない場合などでも相談に応じ、目標値を明確にしたうえで、テスト粉砕を実施し、求められる粒度や特性に応じて工程条件を設定します。テスト結果は試作報告書として報告され、量産時のコストについても提案を行います。お客様による評価の結果、必要に応じて条件を変更して再テストすることも可能です。また、量産化にあたっては、長年のノウハウを活用して最適な機種を選定し、効率的な工程を計画します。その後、量産試作を行い、安定した品質の製品が安定供給できることを確認します。
製造から出荷までの品質管理
お客様から原料を受け入れる際には最初のチェックが行われ、原料の量や状態を見極め、加工条件の設定に役立てます。製造段階では、熟練した技術者の管理のもとで製造に着手し、最良の状態で工程が稼働するよう監視・管理し、品質確保に全力で取り組みます。そして、加工された製品は、最新の分析機器を駆使して検査されます。喜多村では、粒度分布などの品質検査に加え、金属探知機や外装の目視検査を全品全量実施し、より万全な品質を保証するため、確かな製品だけがお客様のもとに届けられるのです。
まずは公式サイトをチェックしよう!
1972年の創業以来培ってきた粉体加工のノウハウと、機器メーカーの枠を超えた多様な設備、そして顧客ごとに個室で行う徹底した品質管理体制を強みとしている喜多村に依頼したいと思ったら、まずは公式サイトをチェックしましょう。受託粉砕の情報が掲載されたカタログをダウンロードできるほか、動画でもその様子を確認できます。また、喜多村は定期的に各種展示会にも出店しているので、実際に見て体感してから受託を依頼したい方は、そちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。そのうえで、依頼するかどうかを検討してみてください。
